リコーダーボックス演奏会
長年の夢、構想がひとつ形になりました。
私がリコーダーアンサンブルと出会った学習院女子中・高等科在学中に所属したブロックフレーテ・アンサンブル部。私はここをきっかけとして、この音楽の道に進むこととなりました。その後「クラブのコーチ」として同部の後輩達の指導役を務めるようにもなり、20年以上が経ちます。
熱心な部員は個人的にレッスンに来たり演奏会に足を運んだりしてくれるようになりました。ただ、ほとんどの部員達は部活引退後は リコーダーからもだんだん遠ざかっていきました。
部活動では毎年コンテストに出場し優秀な賞を頂いたり 学校の入学説明会で演奏するなど、熱心に練習に取り組み華やかに活躍していても こうして離れていってしまう様子が寂しく、また皆で良い合奏ができたら・・と、ずっとずっと、ずーっと願ってきました。
そして、一昨年の夏。レッスンを受けていたメンバーを中心に声をかけ、ついに実現したリコーダー合奏団です。メンバーと同世代の仲間や長年クラブのコーチを務めていらっしゃる安井敬さんも加わって下さり、今では毎月、総勢15名で賑やかにリコーダー合奏を楽しんでいます。4人でも集まればやろう、と思って動き始めたものが、このように合奏できる人数が初めから集まってくれたことは大きな驚きでした。
メンバーはそれぞれに、仕事や学業が忙しかったり
子育て真っ只中だったり遠方からだったり・・・と事情を抱えています。それでも、この毎月一度の時間を大切に、今まで少しずつ積み重ねてきた練習の成果が出せたらと思っています。
今回のプログラムは、バロック時代の重厚なオルガン作品から現代の楽しいリコーダー合奏のための曲までを、幅広く盛り込みました。休憩なし、約75分間ですが 飽きない内容だと思います。
入場無料、予約不要です。ぜひ、気楽に聴きにいらしてください。お待ちしています。
写真は、昨年11月、リコーダー愛好家のリレーコンサート:リザーブコンサートに出演した際のものです。